エグゼクティブ・リクルーターとして、私達はテック関連の求職者からよくこのような質問をされます。「アンドリューさん、神部さん、このような経済状況下ですが、今は転職するのに良いタイミングなのでしょうか?」と。 これは非常に難しい質問です。なぜなら、一人一人が置かれている立場が異なるからです。
しかしながら、最近よく話題になるのは、レイオフをしている同じ米国の企業が、日本を含む米国以外の国で積極的に雇用しているということです。
こういう状況だからこそ企業は皆、いくつかの見込みある市場・製品に集中して雇用と投資を行っているようです。彼らにとって日本は今、好条件が整った魅力的な市場なのです。 なぜこのようなことが起こっているのか要因をいくつか挙げてみます:
・日本の需要の拡大:
企業の製品やサービスに対する需要が、特定の地域で他よりも強くなることがあります。例えば、ハイテク業界の企業では、アジアや日本での製品需要が高まる一方で、米国での需要が減少することがあります。このような場合、需要の高い地域で労働力を拡大し、需要の低い地域では労働力を削減する必要があるかもしれません。
・人件費 地域格差:
人件費:賃金、税金、規制の違いにより、人件費は国によって大きく異なる場合があります。企業は、運営経費を削減するために、人件費の安い国へ労働力をシフトする選択をすることがあります。
・規制環境差:
規制環境は国によって異なり、企業が従業員を雇用したり解雇したりする事に影響を与える可能性があります。例えば、ある国の労働法では、企業が従業員を解雇することが困難であったり、コストがかかる場合があります。一方、ある国の労働法はより柔軟で、企業が必要に応じて従業員を調整することが容易である場合があります。
・グローバル拡大戦略:
企業は、成長戦略の一環として、新しい市場や地域に進出することもあります。このような場合、事業をサポートするためにこれらの地域で新しい従業員を雇用する必要がありますが、同時に成長の期待が薄い地域では縮小する必要があるかもしれません。
まとめると、企業が米国で従業員を解雇しながらも、日本を含む他国で積極的に採用する理由は、市場の需要、人件費、規制環境、グローバル拡大戦略など、いくつかの要因によることです。
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2023年6月15日
アンドリュー ニマー
代表取締役
株式会社ScaleInsight
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